幸せなカップルになるために⁻男の気持ちを知る。
第4回 知りたい!男の気持ち
ベストパートナーになるために
著者:ジョン・グレイ
男は火星から、女は金星からやってきた。
同じ人間なのに、男と女ではそれほどまでに感じ方、考え方、表現法が違う!ということから、男女がいかに違うか?を知っていることで恋愛関係や夫婦関係が上手く行く!!
と書いたのがアメリカの心理学者ジョン・グレイ博士の著書、ベストパートナーになるために。
この本では、私の今までの結婚生活で、いかに男の言葉や行動を勘違いして受け取っていたか?
またいかに私の言葉が、男のやる気を奪い、気持ちを萎えさせていたのか?を気づかせてくれた本でした。
家の中のことにしても、家事に育児に一人てんてこ舞いの私。
『私がこれだけ忙しいのに、この人は何もしてくれない!何を考えてるのかしら!
ホント役立たずっ!!怒。』
と一人でプンプン怒っていた私。笑
この本を読んで元夫たちは、何もしてくれない気の効かない人!!と思っていたのが、実は私が言葉に出して言わなかったから、私の要望が相手には全く通じていなかった!?ということだった。と言うことを知ったときの衝撃・・・Orz
結婚生活をしていると、誰にでもこんなことがあるのでは??苦笑
まず、理解しなければいけないのが
男に“察してちゃん”は通じない!
ということ。
女性同士では、言わなくても “心の言葉”をキチンと受け取りあいができる。
たとえば・・・忙しそうにしてれば
『何かお手伝いするわ!(^^)』
と察せるのが女。でもこれが男だと・・・
『彼女、一人でやってるし。手伝って!とも言われてないし、ま、いいか。』
と。大汗
これは男性社会では、人のしてることに手を出す=力を認めていない!という慣習があるらしく、人に助けてもらう=できない人間!という評価になるらしい。(――;)
この男性の特性をわかっていないと、相談されたわけでもないのに、仕事のことに口を出したり、友達関係や人間関係でアドバイスをしたつもりが、男性をひどくけなしたり、ダメ出しをすることになったりするので要注意!
このことからも、あなたが男性の助けが欲しい時は、“見てないで、やってくれればいいのに・・・・”とか”忙しいことわかってるでしょ!!怒”とか思わず、ちゃんと言葉で
『手伝ってもらえると嬉しいな~』
とか
『ねぇ~手伝ってくれる?』
と一言優しく可愛く言えば、男性は“をぉ?彼女に頼られた!!オレ、がぜん頑張る!”となり、そのあとで
『ありがとう!本当に助かったわ!!にっこり』
だけで『やるじゃん!オレッ!!出来る男!!どやっ』と男は一人気持ちよくなっていたりする。笑
男性は女性に感謝されればされるほど頑張れる生き物であり、いつも女性を幸せにしてあげたい!と思っているので、女性が男性を頼り、感謝と賞賛をする。すると男性は、もっともっと女性を幸せにしてあげよう!と正のループが完成される。
でもこれが一般的には・・・負のループになりやすく・・・・
“○○してくれたらいいのに、やってくれない!!なんでわからないんだろう?
私を愛してたら私のしてほしいことはわかるよね!?
もう愛してないのね?もう私なんてどうでもいいんだぁ~~~大号泣。または大激怒“
そして、男性に気持ちを伝えるころには
『○○してくれればいいでしょっ!怒』
『どうして欲しいのか、見ればわかるでしょ!!怒』
と言う風に、いきなり命令調や怒りMAXの声で来られると・・・攻撃されれば、反撃をする男性としては
『そんなの知るか!うるさいっ!!怒』
となりケンカへと発展。たった一言、言葉に出してお願いすればケンカをしなくてもよかったシチューエーション・・・あなたにも思い当たるものあるのでは??苦笑
それを防ぐためにも、
言葉でちゃんと伝えよう!
言葉にして言う。。。。
しかしここにも落とし穴があって・・・・苦笑
何でもかんでも言えば理解できる!と思うのも大きな間違いであることも、男女の特性を見れば明らか!?
この本の中では、火星人や金星人のほかの呼び方に男性は『ミスターフィクサー(調停屋)』女性を『教育委員長』とも表現されている。笑
これも字のごとく・・・男性は、すぐに調停(問題解決)をしようとし、女性は、すぐに問題を正そうとする。
女性は、話をすることで心の平安を取り戻したり、ストレス解消になったりするもの。ただ聞いてくれるだけでいい!ものを・・・男性へ話し出したとたんに、
『それは○○した方がいいと思うよ!!』と解決法を示されたり、
『そんな小さなことで悩んでるの?笑』とバカにされたように言われたり
女性はただ話を聞いて欲しいだけなのに、解決法や結論を出してしまう男性にイライラ。そして極め付けのフレーズがあなたの言う
『あなたは私の話をちゃんと聞いてない!!怒』
女の話をちゃんと聞いて、解決法を出してやったと思ってる男にとって、感謝もされず、まさか反撃の言葉が帰ってくるとはつゆとも思ってないわけで・・・大汗
そこで、機嫌が悪くなったり、売り言葉に買い言葉でケンカになったりすることも多いもの。
これが女性の不満であるなら、男性の方は・・・
“彼女はオレを変えようとする(干渉してくる)”
女は教育委員長。ま、先生?母親?ともいえるかな~~苦笑
彼をより良くするために、アドバイスをしたり、クセを変えさせたり、生活を直させたり、男性にとっては要らぬお節介!大きなお世話であったりすることを、嬉々としてやってしまう生き物。笑
男を干渉し、正し続けていると(女は思っている)・・・漢であれば自分を受け入れず、変えられることに腹が立ち離れて行くし、離れて行かない男であれば、去勢されて覇気のない男になって行ってしまうことも←私の元夫たちは、こっちでした。涙
男は一人ですべて解決し、すべてやり遂げることに達成感を覚える生き物
なので、人の助けは必要がないと思っている。
このことから、女性が話をする=相談。ととらえた男性は、調停屋としての役目を果たすために頑張ってしまう。
でも女性が望んでるのは、回答ではなくて、ただ聞いてもらうこと。
この女性独特の部分を男性がわかっていないと、無用な争いが繰り返されてしまうということに・・・
男性を解決屋にしないように上手に話を聞いてもらう方法。については次回に詳しく書く予定ですが、もちろんこの両性の部分がすべて悪いわけではなく、適材適所に活かされれば、2人の幸せな生活に良い影響をもたらすことになるので、ぜひこの両性の特性を頭の片隅に入れておいて欲しいと思います。
さて、今までが男女の感じ方の違いだったとすると、行動の違い。というのももちろんあるわけで~
一般的に女性が悩みやストレスをおしゃべりや人とのつながりで解消するのに対し、『穴にこもる』とこの本で表現されている“自分一人でじっくりと考える”のが男性であったりします。
この穴ごもり。
文字にすると“落ち込んで悩んで一人部屋の隅でじっとしている?”
と思われがちですが、男性にとって“穴ごもり”は日常茶飯事
*新聞や本を読んでいる
*TVやニュース、スポーツを見ている
*ゲームをする
*趣味のことをする
などなど、男性が何か集中していることを指し示すもの。
毎日日常の家庭内でよく見られる男性の行動が、ストレスを解消し、リラックスするための“穴ごもりタイム”と言えるわけです。
そして女性が一番地雷を踏んでしまうのが・・・深い穴ごもりタイムのとき。苦笑
たとえば、会社から帰宅した彼。なにか落ち込んでる様子が見える・・・
妻:「どうしたの?なにかあった?」(心の声:明らかにおかしいわ!何かあったのね!?)
夫:「いやなにもない!大丈夫!」(心の声:自分一人で解決してやるさ!)
でもやっぱりいつもと違う様子に
妻:「あなた、やっぱり変よ、なにかったの?私に話してみて!?」(心の声:女同志では話をすれば解決するもの。聞きだしてアドバイスせねば!!)
夫:「(イラッとしながら)なにもないよ。大丈夫だといってるだろう?」(心の声:オレを一人にさせてくれっ)
妻:「(イラッとしながら)なぜ、何も言ってくれないの!?私はあなたの妻でしょ?私のこともう愛してないのね!?」(心の声:私に対して怒ってるのね~~涙)
夫:『もぅ~~~~ほっといてくれっ!!怒』(心の声:オレは一人で解決できるんだ!)
とメロドラマ風にしてみましたが、こういうこと日常的にありませんか??笑
こういうとき、男性は深く長い穴ごもりタイムに入ってしまってます。
でも男はそうやって悩みや問題を一人で孤独に解決するもの。
と、女が理解していれば、無用なやり取りをする必要はありませんよね?(^^)
男にとって穴ごもりは、自分を取り戻すために必要な時間。そっとしておいてあげましょう。(^0^)
決して一緒に穴の中に入ったり、引きづり出そうとしないように、逆鱗に触れ焼き殺されてしまうのがオチです。笑
こんなとき、あなたは読書をしたり趣味のことをしたり、お友達とおしゃべりをしたり、映画を見たり、お買い物したり・・・自分を幸せにすること!をしていてください。
そうすることで、男性は自分の問題解決に集中することができ、穴から出てくる時間を短縮することができます。そして穴から出た男は、ほっておいてくれたあなたに感謝し、あなたを大切にしたい思いが沸きあがってくるでしょう。
男の恋愛観 女の結婚観
女性が良く言う家庭の愚痴。
『昔はよかったわ~でも結婚した途端、夫は仕事ばっかりで、家庭も私も顧みてくれないの。涙』
この言葉に男女の恋愛観の違いがハッキリ出ていること、わかりますか?
男は結婚すれば、妻子を養う責任=大黒柱である。ことをまず一番に考えます。
そこで、男は妻子に何不自由ない生活をさせること=家族を愛し、守ってるオレってすげぇ!これがオレの愛し方!!と思っています。
でも女は、いつまでも愛されてよしよしされていたいもの。(^-^)
お金はもちろん大事ではあるけども、それ以上に男からの小さな心遣いや、愛の言葉や愛情あるスキンシップをしてもらいたいと思っています。
男は、大きなことをした(結婚した。宝石を買った。家を買ったなど)=たくさん点数稼ぎをした。と思うらしく、女の場合は大きなものであっても1点。ゴミ出しや、お皿洗いも1点。・・・いや、日常的なことは1つにつき5点くらいになるかも・・・苦笑
このあたりを男性は知らず、自分が十分に愛情をかけてやってる!と思い込んでいるため、女性は、日々の中で、ほんの少しの気も遣ってもらえなかったり、共働きであるにもかかわらず家事を一人でこなしていると、だんだん悲しくなってきて
なんで、私ばっかり?なんか損してる気がする・・・
私はあなたの世話ばっかりで、あなたは私には何もしてくれない。Orz
となってしまうのです。
でも男は何十点分も先にあげてる気になってるので、女のそういう思いには気が付くこともなく・・・女はもう愛されていないのだ。と誤解し、そして、女の幸せな顔を見れなくなってきた男は、なにがそうさせているのか?を知ることもなく、お互いに誤解したまま夫婦の仲は冷え切ってしまう。。。これで夫婦仲が冷えてる夫婦、たくさんいると思います。←私、もちろん経験者。苦笑
このことを防ぐためにも、男性には“些細な気遣いは、リッチな生活よりも女を幸せにする”ということを知ってもらうことが必要です。
何をしてくれると私を喜ばせ、何をしてくれると私が幸せだと感じるのか・・・
女という生き物をイマイチわかっていない男性にどう伝えるとちゃんと伝わるのか?またその伝え方の方法は、次回のレポートで詳しく書きたいと思います。
今起きている問題は、本当に今現在のことが原因?
この本の最終章には、今パートナーとの間で起きている問題は、今現在のパートナーが原因の問題でないかもしれない??と言うことが書かれています。
*急にパートナーに対して嫌悪感を感じる。
*急に愛情が消え去った。
*急にパートナーとの関係が不安になってしまう。
*急に孤独感と無力感にさいなまされる
など今まで幸せで満たされていた2人の関係が突如、正反対のことになってしまったりすることが、よくあると・・・
その原因が現在の問題のことに思えるけども、本当は(ほとんどが親子関係に起因されるようです)過去に受けた悲しみや怖さ、嫉妬やあきらめなどの未解決問題が顔を出してきたことにより、起きているかも?ということ。
その過去の抑圧されたものが、愛情ある生活をしている今、突如顔を出してくるときがあるという。
そしてその不安定な感情が、今現在の相手との関係を侵食していってしまうこともあるとも。。。。
しかし、このとき愛情も信頼感も疑わず、立ち向かって行けたらそれを克服できるとも書かれています。
今現在の2人の関係だけでなく、過去の自分の体験が2人の関係をも左右する。ということ。
著者のジョングレイ博士は、心理学者であるだけに、表面的なことだけでなくもっと深層の部分まで切り込んでいるのがとても興味深い本であると思います。
この本を読めば、男性についていかに間違った見方をしていたのか?目から鱗がボロボロ落ちることは間違いなしです。笑
ぜひぜひ目から鱗の経験をしてみてくださいね。
来週は、どういう言葉を使って?どう言えば?男が女の言うことをちゃんと理解して聞いてくれるのか??
を書きたいと思います。
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